南相馬市立総合病院

募集職種一覧

医師

就職を考えている皆さんへ

当院は、東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故という壮絶な試練を経て、成長の道を歩んでいる病院です。平成23年には、震災の影響で医師の数がわずか4人にまで減少しました。そこから徐々に医師の数が増え、それに伴い対応できる診療科、疾患の種類が毎年右肩上がりに増えてきています。現在は診療科14科(外来のみの診療科も併せると22科)、医師数31人にまで成長しました。地域の人口も増加し、当院へ寄せられる期待は大きくなってきています。しかし、まだまだ成長過程にあるため、新たな分野の開拓も必要です。
当院に新たな技術、知識、やる気を持ち込んでくださる先生方、ぜひ私たちと一緒にこの地域の医療を発展させましょう。

仕事の特徴や専門性について教えてください

当院の医師の活動は、一般的な総合病院で行われている外来診療、入院診療、手術、検査などの院内の業務のみならず、施設や自宅への往診、地域住民や救急隊への啓発活動、研究活動、地域の医療体制を改善・構築するための近隣医療機関との調整業務など多岐にわたります。
私の専門は脳神経外科で、脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷などに関して診療を行っています。このうち脳梗塞は近年の医療技術の進歩に伴い、多くの方を助けることができるようになりました。しかし、この治療には時間制限があるために発症早期に病院に来てもらわなければなりませんが、この地域では手遅れになる方も少なくありません。そのため、手遅れになる方を少しでも減らせるように地域への啓発活動も行っています。

今の仕事のやりがいを感じるところはどこですか?

何と言っても、患者さんが元気になる姿を見ることです。患者さんが退院なさるとき、ご本人、ご家族が笑顔で出発され、それを我々医療スタッフも笑顔で見送る場面に立ち会うと、「この仕事をしてよかった」と実感します。脳の疾患は後遺症が残るものも少なくないため、無症状でご自宅に退院なさる方ばかりではありませんが、後遺症がある状態でも、少しでも患者さんご本人やご家族が幸せな生活を続けられるようにお手伝いしたいと思っています。
また、相双地域には脳疾患で入院できるのは当院しかありませんので、地域の方が安心して生活できるだけでなく、地域の医療機関が安心して患者さんをご紹介していただけるように、日々研鑽を心がけています。