診療科案内

血液内科

血液内科

外来診察日割表

  • 午前
  • 奥村 廣和

    月1回
    福島医大医師
  • 尾張 真維

    坪倉 正治
    (不定期)
  • 奥村 廣和
  • 奥村 廣和
  • 尾張 真維
  • 午後
  • 奥村 廣和
    (予約制)

血液内科診療について

血液内科では,白血病(急性骨髄性白血病,急性リンパ性白血病,慢性骨髄性白血病,慢性リンパ性白血病),骨髄異形成症候群,悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫,非ホジキンリンパ腫),多発性骨髄腫などのいわゆる造血器腫瘍や,再生不良性貧血や特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病,出血性疾患などの血液疾患の診断と治療を行っています。当院血液内科の入院診療は2022年4月に開始しました。

血液内科を受診される患者さんの多くは,検診や他の医療機関で,貧血(血色素量の低下)や白血球数,血小板数の異常を指摘されて受診されます。たまたま撮ったCTやPETで異常を指摘され来院されることや,触診でリンパ節腫脹を指摘され受診される方もいます。
また,倦怠感が持続する・悪化してきた,ダイエットをしていないのに体重が減ってくる(原因不明の体重減少),原因の分からない発熱が2週間以上も続く(不明熱),寝汗が気になる,ぶつけてもいないのに青あざがいくつもできる(紫斑),おなかが張ってくるなども血液疾患の症状のことがあります。気になるときはためらわずに受診してください。

鉄欠乏性貧血は頻度の高い疾患です。鉄剤で治療すれば貧血は良くなります。しかし,鉄欠乏を生じさせている疾患が奥に隠れていることがあります。たとえば胃がんや大腸がん,婦人科疾患などです。血液内科では鉄剤を処方するだけでなく,基礎疾患を調べるための必要な検査を行い,必要に応じて消化器内科や産婦人科等への紹介を行います。

受診方法

他の医療機関にかかりつけの方は主治医と相談され,予約を取った上で受診して下さい。また紹介状を持って直接受診していただいても結構です。紹介状がない方でも当日受診可能です。予約のない方または紹介状を持たずに受診される方は,なるべく早い時間帯に受付をしていただけるとよいかと思います。

血液内科での検査

まずは,血液検査で白血球数,赤血球数や血色素量,血小板数を測定し,血液中の細胞の状態を調べます。同時に必要に応じて腎機能や肝機能などの臓器の機能を調べます。悪性リンパ腫などの疾患が疑われるときは,全身のCTを撮ることがあります。血液疾患では,骨髄細胞に異常が見られることが多いため,必要に応じて骨髄検査を行います。骨髄検査を行うときは,側臥位(横向きに寝ること)または腹臥位(うつ伏せ)になっていただき,腰骨(腸骨)の後ろの出っ張り辺り(上後腸骨棘付近)をよく消毒し,局所麻酔を行った上で穿刺します。検査時間はおよそ15分です。検査後は止血のため30分程度安静に休んでいただきます(外来で検査が可能です)。
悪性リンパ腫を診断するときはリンパ節生検などの病理検査が必要です。病理検査のための検体採取のためには,外科などの診療科に紹介します。
悪性リンパ腫等の疾患で診断が確定した後は病期分類(病気の広がりを評価すること)が必要になります。そのためにPET(陽電子放出断層撮影)が必要になることがあります。当院ではPETは撮れないため近隣の施設に依頼します(予約は当院から取ることができます)。

治療の方針

造血器腫瘍の治療は,日本血液学会の造血器診療ガイドラインに基づいた標準的な治療方法を中心に,患者さんの年齢,併存疾患の状態,患者さんやご家族の希望を取り入れて,皆さんやご家族の希望に沿った治療方針を考えます。セカンドオピニオンのご希望にも適切に対応します。

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