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県民健康調査協力

県民健康調査協力

県民健康調査とは

県民健康調査

福島県では、東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の拡散や避難等を踏まえ、県民の被ばく線量の評価を行うとともに、県民の健康状態を把握し、疾病の予防、早期発見、早期治療につなげ、もって、将来にわたる県民の健康の維持、増進を図ることを目的とし、「県民健康調査」を実施しています。当院では、甲状腺検査と健康診査を行っています。

福島県「県民健康調査」
についてはこちらから

甲状腺検査

〈対象となる方〉
震災時福島県にお住まいで概ね18歳以下であった全県民の方(平成4年4月2日から平成23年4月1日までに生まれた方)に加え、平成23年4月2日から平成24年4月1日生まれの方が対象。

1.甲状腺一次検査

当院は甲状腺検査実施機関に指定されており、福島県「県民健康調査」甲状腺検査一次検査資格認定をもつスタッフが甲状腺超音波検査をおこないます。

2.甲状腺二次検査

甲状腺検査の一次検査の結果、BまたはC判定となった場合二次検査の対象となります。二次検査では、専門の医師による詳細な超音波検査の他、血液検査、尿検査を行い、後日、医師から検査結果を説明します。

県民健康調査「健康診査」を担当する医師たち
甲状腺検査の様子➁

健康診査

平成23年時の警戒区域等、避難区域に指定された市町村(以下「避難区域等」)の方々について健康診査を実施しています。当院においても0歳~6歳、16歳以上の方を対象に実施しております。

〈対象となる方〉

  • 平成23年3月11日から平成24年4月1日までに対象地域(*)に住民登録をしていた方。
    なお、対象地域(*)から転出後も対象となります。
  • 実施年度の4月1日時点で対象地域(*)に住民登録をしていた方。
  • 上記以外で、基本調査の結果必要と認められた方。
    *対象地域:平成23年度に避難区域等に指定された市町村等
    田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村、伊達市の一部(特定避難勧奨地点関係地区)

〈健診項目〉

健康診査の項目は、年齢によって異なります。
16歳以上については、高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号)第20条に基づく「特定健康診査」の検査項目を基本として、血算などの項目を追加して実施しております。

〈年齢区分別検査項目〉

年齢区分検査項目
0歳~6歳
就学前乳幼児
身長、体重
(希望がある場合のみ)
血算(赤血球数、ヘマトクリット、ヘモグロビン、血小板数、白血球数、白血球分画)
16歳以上身長、体重、腹囲(BMI)、血圧、血算(赤血球数、ヘマトクリット、ヘモグロビン、血小板数、白血球数、白血球分画)
尿検査(尿蛋白、尿糖、尿潜血)
血液生化学(AST、ALT、γ-GT、TG、HDL-C、LDL-C、HbA1c、血糖、血清クレアチニン、e-GFR、尿酸

※下線部は通常、特定健診検査では検査しない追加項目

なお、検診については無料で受診できます。
医療機関及び集団検診会場までの交通費は、各自のご負担となります。