南相馬市立総合病院

臨床研修医

初期研修について

南相馬市立総合病院卒後臨床研修プログラムは、必修科目の内科24週、救急12週、地域医療4週、外科4週、小児科4週、産婦人科4週、精神科4週、オリエンテーション4週、残り44週以内を選択としています。また、通常の研修に加え災害医療(放射能汚染に対する内部被ばく検査)を学べます。

初期研修の様子①

臨床研修の理念

医師としての人格を涵養することができる研修を目指し、将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身に付けることができる内容をもった研修を行います。

症例数の豊富とファーストタッチ

相双地方の基幹病院として症例数・種類が豊富であり、二次救急医療機関として病院規模に比べ救急患者も多く、研修医がファーストタッチを行える教育体制が整っており、救急部門においてもプライマリ・ケアを習得できます。

研修プログラム

研修計画は、研修医の希望を尊重しながら、プログラム責任者・研修担当医等と相談しスケジュールを組みます。将来の進路を見据えて、研修途中での変更が可能であり、研修医それぞれの状況に応じた柔軟な研修が行えます。 スケジュール作成の際は、責任者・担当医が親身に相談を受け、また二年次研修医が一年次研修医に自身の経験を踏まえたアドバイスを行うなど、互いに支え合い、協力し合い研修を行っています。

令和5年度卒後臨床研修プログラム概要

一年次

4週24週12週4週4週4週

オリエン

テーション

内科

救急

外科

小児科

産婦人科

二年次

4週4週44週
精神科地域医療選択科目
  • 内科は、内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、神経内科、一部協力病院での内科研修も含める。
  • 救急(12週)は、当院においては麻酔科に所属し救急患者搬入時に救急外来で診断、治療の研修。加えて2年間の研修期間を通して当直(月4~5回)業務において履修する。一部協力病院での救急科研修期間も含める。
  • 選択科目は、亀田総合病院での研修期間(3か月~4か月)を含み、亀田総合病院での研修は必須とする。
  • 当院での研修期間を12か月以上とする。

協力型臨床研修病院

「亀田総合病院」の全面的支援を受けており、3~4ヶ月の研修を必須としています。ほかに「福島県立医科大学病院」「諏訪中央病院」「福島赤十字病院」「公立相馬総合病院」「常磐病院」「仙台厚生病院」での研修も可能です。

研修協力施設

「ひぐちクリニック」「こいずみクリニック」「相馬中央病院」「福島県立宮下病院」「福島県立南会津病院」「只見町国民健康保険朝日診療所」のいずれかの研修協力施設で地域医療研修を実施します。

院内勉強会、研修会、カンファレンスの充実

オリエンテーションや各診療科での研修の他、様々な分野の講師をお招きして開催する医学勉強会、講義、研修医のための各種研修が充実しており、毎週金曜日の当直カンファレンスでは研修医が症例の発表を行い、着実に研鑽することができます。 また、毎月一回開催する研修会議では、各診療科での研修内容を振り返り、研修の進捗状況や手技・症例の習得状況を確認し、より充実した研修のために精神面でも研修医を支える体制を整えています。

初期研修の様子➁
初期研修の様子③
初期研修の様子④
初期研修の様子⑤