建設目的
相双医療圏における脳卒中の死亡率は、がん、心疾患に次いで高い水準で推移しており、全国平均と比較してもはるかに上回っていますが、脳卒中及び脳疾患に係る緊急対応については、相双医療圏では実質的に対応できる病院が本院に限定されています。
南相馬市立総合病院は、相双医療圏における中核病院として脳卒中センターを整備し、相双地域住民に急性期医療、救急医療、高度医療を提供し、術後の早期機能回復や死亡率の低減につなげ、深刻な現状を打開していきます。
基本方針
相双地区の医療復興の拠点となるべく、積極的に脳血管疾患及び救急医療に取り組み、脳卒中死亡率を低減させます。
相双地区の住民に積極的に脳卒中啓蒙活動を行い、脳卒中発生率の低減に努めます。
相双医療圏で、唯一、脳血管疾患の救急対応や入院ができる病院としての機能を充実させます。
屋上にヘリポートを建設し、ドクターヘリにより、脳血管疾患患者及び救急患者への迅速な対応を行います。
リハビリテーション機能を充実させ、患者の早期回復、早期退院、社会復帰を支援します。
脳卒中センター施設概要
名称 | 南相馬市立総合病院 脳卒中センター |
---|---|
建物概要 | 鉄骨造(耐震構造) 地上5階建 |
病床数 | 100床(急性期50床・回復期50床) |
建築面積 | 2777.66平方メートル |
延床面積 | 9158.25平方メートル |
総事業費 | 約58億円 |
新規開設部門 | 脳神経外科病棟、研修室、多目的室、救急部門洗浄室、屋上ヘリポート |
移設整備部門 | 外来診療(脳神経外科・小児科)、救急診療、放射線科、リハビリテーション科、管理部門(医局、当直室等) |
フロア概要 | 1階 → 救急、外来(脳神経外科、小児科等) 2階 → リハビリテーション室、管理部門(医局、多目的室、当直室等) 3階 → 脳神経外科病棟(50床) 4階 → 地域包括ケア病棟(50床) 5階 → 機械室 6階(屋上)→ ヘリポート、エレベーター |
脳卒中センターのすがた
平成29年2月1日より、脳卒中センターが開院しました。今後、脳疾患対応をはじめ、地域の医療サービス向上に寄与して参ります。