南相馬市立総合病院

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お知らせ

(再掲)入院医療費の計算方法変更(DPC制度導入)のお知らせ

 南相馬市立総合病院では令和8年6月から、厚生労働省が推進するDPC制度(診断群分類包括評価制度)による請求方法を
導入いたします。
  DPC制度(包括評価制度)とは、入院費用を「病名」や「手術・処置の内容」による「診断群分類」に基づいて計算する仕組みです。
 現在は、投薬や検査など診療行為を行った分だけ積算して計算する「出来高払い」ですが、DPC制度では入院患者様の病名・
症状・治療内容を基に、厚生労働省が定めた1日あたりの定額料金を基本に計算します。ただし、手術や指導料、リハビリなどは
これまでどおりの出来高方式で医療費が計算されます。このDPC制度は全国の多くの急性期病院で採用されている計算方法
です。


Q1. 支払い金額は高くなりますか?安くなりますか?
A1. 病名や治療内容によって異なります。
定額料金には投薬、注射、処置、検査などの費用が含まれています。出来高払いよりも安くなる場合もあれば、高くなる場合もあります。また、手術やリハビリテーションなどは従来通り「出来高」で計算され、定額分に加算されます。


Q2. 全ての入院患者が対象になりますか?
A2. 主治医が判断した「病名」が、DPC制度の対象となる場合に限られます。
以下の場合は、従来通りの「出来高払い」での計算となります。

<DPC制度の対象外の入院>
・労務災害、公務災害、交通事故(自賠責)等の場合
・自費診療(正常分娩等)の場合
・病名と治療内容によりDPC対象外となる場合
・入院期間が一定期間を超えた場合
・入院後24時間以内に死亡した場合
・生後7日以内に死亡した新生児の場合


Q3. 検査や薬が減らされることはありませんか?
A3. 医療の質が下がることはありませんのでご安心ください。
包括支払い(定額制)になっても、医師が治療上必要と判断した検査や処置、投薬は適切に行われます。むしろ、過剰な診療を防ぎ、より効果的で標準的な医療を提供することがこの制度の目的の一つです。


Q4. 早く退院させられることはありますか?
A4. 容態が安定していないのに退院をお願いすることはありません。
DPC制度は「効率的な医療」を目指していますが、退院のタイミングはあくまで患者さんの回復具合に基づき、医師が医学的に判断します。


Q5. 高額療養費制度は利用できますか?
A5. はい、これまで通りご利用いただけます。
計算方法が変わっても、患者さんが支払う自己負担額の上限(高額療養費制度)に変更はありません。窓口で「限度額適用認定証」をご提示いただくことで、お支払いを自己負担限度額までに抑えることができます。


Q6. 特定疾患(指定難病)などの公費受給者証を持っていますが、支払いはどうなりますか?
A6. DPC制度に移行しても、公費制度の扱いに変わりはありません。これまで通り公費が適用されます。
DPC制度はあくまで「病院が計算する際の仕組み」であり、患者さんが受けている公費負担(指定難病、小児慢性特定疾病など)の優先順位や助成内容が変わることはありません。
・自己負担限度額:受給者証に記載されている月額自己負担上限額を超える支払いは発生しません。
・対象範囲:その公費の対象となる病名での入院であれば、DPCで計算された費用に対しても公費が適用されます。


Q7. 入院費が「包括(定額)」になると、公費の対象外の治療も公費で計算されてしまいますか?
A7. いいえ。公費の対象となる治療と、対象外の治療は厳密に分けて計算いたします。DPC制度(包括評価)では、入院の主目的となる病名に対して費用が決まります。
・公費対象の病気で入院した場合: 包括診療費全体に公費が適用されます。
・公費対象外の病気で入院した場合: 原則として通常の保険診療(3割負担など)となります。


Q8. 入院中に病名が変わった場合はどうなりますか?
A8. 入院期間を遡って、新しい病名に基づいた計算で精算させていただきます。
入院当初の診断と、検査後の確定診断が異なる場合があります。その際は、入院日まで遡って新しい病名(DPC区分)で再計算いたします。月をまたいで病名が変更になった場合、前月分の差額を退院時や翌月の請求時に調整させていただくことがあります。


Q9. 入院中に他の病院を受診することはできますか?
A9. 原則として、入院中に他の病院を受診(または薬の受け取り)することはできません。
DPC制度のルールにより、入院中の患者さんが他の医療機関を自由に受診することは制限されています。
専門的な診察が必要な場合は、まず当院の主治医にご相談ください。
ご家族が代わりに他院へ薬を取りに行くことも、原則としてできません。


Q10. 領収書の表記は変わりますか?
A10. はい、「包括診療」という項目にまとまる部分が多くなります。
これまでは投薬、注射、検査などが細かく項目分けされていましたが、DPC対象となる費用は「包括」という欄にまとめて表示されます。手術やリハビリなど、出来高で計算された項目は、これまで通り個別に表記されます。


Q11. 食事代や個室料はどうなりますか?
A11. DPC制度の対象外ですので、これまで通り別途かかります。
食事代(標準負担額)や、個室・多床室の差額ベッド代、診断書などの文書料については、DPC(定額計算)には含まれません。これらは従来通り、定められた金額を別途お支払いいただきます。



    入院医療費の計算イメージ

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