南相馬市立総合病院

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手のひらから野菜摂取量レベルを測定!(栄養管理課・オープンホスピタル)

オープンホスピタルを開催

9月28日に当院でオープンホスピタルを開催しました。
栄養管理科では、カゴメ株式会社様から野菜摂取量の推定が出来る機器をレンタルし、皆様の野菜摂取レベルを測定させていただきました。測定方法はとても簡単で手のひらを機器に当てるだけで、野菜の推定摂取量がチェック出来るベジチェック®という機器を使用しました。

あなたは野菜摂取レベルに自信はありますか?

野菜の摂取量は1.0~12.0までの数値で表され、成人であれば6.1以上の数値が出ていれば、日本人の摂取基準の目標量であるほぼ350g以上の野菜摂取量が出来ていると判定が出ます。
手のひらで簡単に推定野菜摂取量がチェックできることからゲーム感覚で、幅広い年代の方にご参加していただきました。

ベジチェックの測定には200名以上の方が参加していただき、その中で高い数値が出た方は11点代で、低い数値では3点代の方が数人という結果となりました。
参加していただいた方からは、「楽しかった」、「野菜大好き」、「もう少し頑張って野菜食べてみます」、「もう少し食べていると思ったのに」等様々なご意見がありました。

ベジチェックの結果は・・・?

ベジチェックの測定に参加していただいた方に野菜摂取に関するアンケート調査もさせていただきました。アンケート調査の結果は野菜摂取を心がけていると回答した方の割合は全体の86%と多かったのですが、野菜レベル6.1以上のほぼ足りているという方の割合は34%と野菜摂取量が少ないという結果となりました。
このことから、自分では野菜摂取量は十分摂取していると考えていても、実際には摂取が十分ではないこともあると分かりました。積極的な野菜摂取はがんや糖尿病、肥満など生活習慣病の予防に役立つ可能性があり、より一層野菜摂取を心がけていただければと思います。
アンケートにご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

栄養科では、これからも皆様への栄養相談や栄養指導に関わっていきたいと思います。
食事での困りごとやお悩み等がありましたら、ぜひ、受診の際に主治医へご相談ください。

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