南相馬市立総合病院

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コラム

オープンホスピタルを通して臨床工学技士のお仕事を紹介!

【臨床工学技士】とは?

臨床工学技士は、『医学』と『工学』の知識をもつ、医療界のエンジニアです。
「いのちのエンジニア」とも呼ばれ、様々な医療機器を管理・操作をしています。
今回はオープンホスピタルを通し、病院で使用している医療機器や臨床工学技士のお仕事の一部を紹介させて頂きました。

病院で活躍する医療機器を見てみよう

当院で使用している医療機器が大集結。手術後や重症の患者様を治療する部屋を模擬的に再現しました。総額40,000,000円以上の医療機器を用いた集中治療中のぬいぐるみさんの様子を見学頂きました。『この機器1台でお家が買えるの!?』そうです。医療機器は高いのです。安全に動作するよう日々点検や操作を行うのも臨床工学技士のお仕事の1つです。

透明な牛乳の作成実験人工透析の原理を体験しよう

人工透析は、腎臓の機能が低下した患者様への治療に用いる装置です。全国で約35万人の患者様がおり、週3回・4~5時間の治療を行います。
今回は、人工透析に使用する『ダイアライザー』という材料を用いて、人工透析の原理を説明しました。
体内の余剰な水分・毒素を血液から分離する工程を、牛乳を使って再現!その結果、牛乳が『濃厚な牛乳』と『透明な牛乳』に分離されました。
さぁ2つの分けられた牛乳にはどんな違いが!?どんな匂い?手触りだったでしょうか??

手術室の機器を体験しよう

手術といえば、『メス!』ですよね。ドラマでもお医者さんがかっこ良く叫んでいるのを目にしたことがあると思います。現代の手術で使用するメスは電気メスが主役です。
どんな原理で切れてるの??切れ味はどんな感じ!?皆さん夢中で鶏肉の切除体験をしてくれました。
部屋に鶏肉の焼ける匂いが漂っていたのはご愛敬で・・・。

【臨床工学技士のこれから】

医療が高度化する中、臨床工学技士の活躍の場は日々増え続けています。一方、臨床工学技士は全国的にまだまだ不足している現状です。オープンホスピタルを通じ、臨床工学技士に興味を持って頂けましたか??
是非、将来の職業として目指してみて下さい!!

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