南相馬市立総合病院

病院からの情報

コラム

飯舘村住民向け体操教室に参加してきました

飯舘村住民向け体操教室に参加してきました

令和6年7月10日(水)飯舘村社会福祉協議会主催、東日本大震災で南相馬市へ避難されている村民の方12名を対象としたお茶のみ会が原町区福祉会館で開催されました。
今回、相双地域リハビリテーション広域支援センターへの運動指導の依頼があり、当院から理学療法士・高橋、作業療法士・星が参加しました。

はじめに

準備体操として、飯舘村社会福祉協議会より参加者全員に配られたタオルを使ったストレッチを行いました。
自宅でも継続しやすい運動を中心に講話を交えながら体操を行い、肩の痛みなどの訴えがある方には個別で対応をしました。
また、家事動作の合間に行うことができる簡単な下肢のストレッチ『ながら体操』についても一緒に行いました。

コグニサイズ

準備体操後は、コグニサイズを行いました。コグニサイズとは、国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みのことで、今年2月、国立長寿医療センター企画の『コグニサイズ実践者研修』を星が終了し、今回が初めての実践の場となりました。
参加者だけでなく運営スタッフも一緒に参加してもらい、会場が一体となって課題に取り組む様子が印象的でした。
特に、課題の難易度が上がってくると間違えてしまうこともあり、お互いの様子を見ながら笑いが絶えず、参加者の方々からも「楽しかった」「結構疲れた」と直接感想を伺うことができました。

運動後は、お茶のみ会が行われ、参加者同士の相談や社会福祉協議会の職員と談笑され、私たちも会話にまざり、参加者の皆様の身体の悩み相談にも応じました。

出前講座は南相馬市の活動事業として行っていますが、今年度から当院からの派遣も開始しましたので、お問い合わせをお待ちしております。

文責  星美里

コラム一覧に戻る