一般財団法人太田綜合病院 太田西ノ内病院の小児リハビリテーション現場視察
スタッフコラム
一般財団法人太田綜合病院 太田西ノ内病院の小児リハビリテーション現場視察
2024年6月12日、郡山市にあります一般財団法人太田綜合病院 太田西ノ内病院の小児リハビリテーション現場を技師長・技師長補佐の2名で視察に行ってきました。
これまで当院では幼児期以降の小児リハビリテーション(以下、小児リハビリ)を行ってきましたが、今年2月に今村孝医師が赴任されたことで、今後、低出生体重のお子様のリハビリを行うことになります。今回、その準備のために視察の機会をいただき、太田西ノ内病院の理学療法士のご案内のもと5部門(NICU、GCU、病棟、外来、心理)にて非常に丁寧なプレゼンテーションをいただき、新生児リハビリへの興味が一気に高まりました。
(対応していただいた先生、本当にお疲れ様でした)
これまでの当院の小児リハビリの歴史は、平成4年度に新築移転に伴って、理学療法士・作業療法士が採用されて以降に始まりました。平成17年度からは福島県総合療育センターの理学療法士・作業療法士が肢体不自由児を中心に高校卒業まで、地域支援事業として診療と私たち療法士への技術移転目的に関わっていただき、2011年の震災後も風評被害が騒がれている中、真っ先に当地域の子どもたちのために診療を再開し、今現在も関わっていただいております。
相双地域のリハビリ(下記参照)は様々な方々のお力添えがなければ成り立ちません。
その弱点をこのようなネットワーク体制を維持しつつ、福島県地域リハビリテーション指針にもある県内全域のリハビリ提供の均てん化の一役を担っていきたいと考えております。
太田西ノ内病院さまへの視察は、引き続き、小児リハビリ従事予定の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・臨床心理士を中心に、年度内数回にわたって行う予定です。その都度、本ホームページにご紹介いたしますので、お楽しみにしてください。
南相馬市立総合病院 リハビリテーション技術科 高橋 早苗