ペットボトル飲料の豆知識
看護部コラム
毎日、暑いですが水分はちゃんと摂取していますか。
梅雨とは思えないほど、毎日暑い日が続きますがみなさん体調はいかがでしょうか。
水分はちゃんと摂取できていますか?
今回は、脱水予防、熱中症予防に水分摂取‼とよく言われていますが、この時期のペットボトル飲料の取り扱いの注意点を当院の感染症看護専門看護師/感染管理認定看護師の西畑利恵子さんに教えてもらいました。
ペットボトルの飲料水の保存方法による菌の増殖状況の調査では、
・ミネラルウォーター:室温保存では時間とともに細菌繁殖が認められる、冷所保存では10時間までは細菌
増殖があったがそれ以降は減少
・茶飲料・・・ 室温保存で24時間以降の細菌増殖が著しい
・スポーツ飲料・・ 室温、冷所ともに細菌増殖はなし
等の結果でした。熱中症対策における水分摂取はとても重要ですが、取り扱いを間違えると食中毒の危険があるので、以下の点に注意してくださいね。
★できる限り開栓後は、早いうちに飲み切ること。
★飲み切るまでに時間がかかる場合は、コップなどに移しかえる。
などの対策をしましょう。
ちなみに当院に入院されている自己管理のできない患者さんのペットボトル飲料においては、開封日を記載し冷所保存と24時間以上保存しないように努めています。
以上が、西畑さんからのペットボトル飲料水の豆知識でした。菌の増殖結果が意外でびっくりしましたがこれらを参考に水分をしっかり摂って暑い夏を乗り切りましょう。