南相馬市立総合病院|相双地域医療圏の中核病院

院長あいさつ

院長あいさつ

 南相馬市立総合病院は、平成4年に旧原町市市街地から、現在の国道6号線沿いに新築移転しました。現在の医療を取り巻く環境は大きく変化し、安全でより高度な医療が求められるようになっています。
当院は相双地区の中核基幹病院として、主に緊急入院や手術等を行う急性期医療を担うとともに、検診業務やリハビリテーションも行っています。今後も公的病院として求められる救急医療、小児医療体制の整備を図り、高齢化社会に不可欠のリハビリテーションの充実に努めます。
治療にあたっては、病気とその治療法について十分説明し患者さんの意思を尊重した、患者さん本位の医療を行っていきたいと考えております。
医療設備、および医療スタッフは必ずしも十分とは言えない状況ですが、地域の病院、診療所と連携を密にして、市民、地域住民より信頼される、より良い病院になるよう職員とともに努力していきたいと考えております。皆様のご協力をお願いいたします。

院長 及川 友好

 2011年3月11日の東日本大震災、その後の原発事故により、南相馬市の人口は一時7万人から1万人以下に減少しました。平成27年10月現在、6万4千人(うち震災以前からの市民は4万8千人)まで回復していますが、1万人以上が依然として市外で避難を続けており、その多くが若い世代のため、市内では少子高齢化が急速に進んでいます。市内の仮設住宅、借り上げ住宅に居住する市民は8千人を超え、その多くが高齢者であることから、健康面でのサポートが重要な課題になっています。
当院は原発より23kmに存在し、震災時には常勤医師数は14名から4名に減少、病院の存続が危ぶまれましたが、多くの人々の支援をうけ徐々に立ち直りつつあります。常勤医師数は現在30名です。震災後には、当院の役割として以下の4項目を上げて医療、南相馬市の復興に取り組んできました。

1)2次救急までの救急医療
2)小児科、産婦人科の診療体制の整備
3)仮設、借り上げ住宅に暮らす市民の健康管理
4)放射能汚染に対する内部被曝検診

臨床研修施設の指定を受け、2013年4月より研修医が元気に研修を受け、その数も現在6名まで増加しています。指導医も研修医に正しい医療の知識を教えるべく、知識の再確認を行っています。また、地域医療研修(災害医療研修)も受け入れております。
当院での勤務を望む医療職の方(医師、看護師、医療技術職)は、事務部事務課総務係sogo-hp-jimu@city.minamisoma.lg.jpまで連絡お願いいたします。また、当院見学希望の医学部学生、看護部学生、その他医療スタッフを目指している学生の方、ボランティア希望の方も常時受け入れしておりますので、お気軽にご連絡お願いいたします。

TEL 0244-22-3181 受付時間 8:30 - 17:00 [ 土・日・祝日除く ]

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