4月16日(木)、市立総合病院に入院中の患者が新型コロナウイルスに感染していることが判明しましたのでお知らせします。

詳細は以下のとおりですが、入院を受け入れる時点で新型コロナウイルスへの感染を疑わせる症状があったため、あらかじめ準備していた市立総合病院脳卒中センター4階にて診察や処置を実施しておりましたのであわせてお知らせします。

なお、患者の感染症指定医療機関への転送については、県と調整中です。

 

1.入院場所

市立総合病院脳卒中センター4階

※脳卒中センター4階は、新型コロナウイルス感染症が疑われる患者の診察や処置を実施するために
4月6日(月)から専用フロアとしていた。

2.経過等

(1)経過

・4月11日(土)から発熱(38.4℃)、嘔気あり。

・4月15日(水)市が設置した発熱等トリアージ外来を受診。
発熱(39.1℃)咳、倦怠感、嘔気あり。

・診察の結果、帰国者・接触者外来に紹介となる。

・帰国者・接触者外来にて胸部レントゲン及びCT検査にて肺炎像を確認、COVID-19を疑い、
PCR検査を実施するための検体を採取。

・4月16日(木) 相双保健所より、COVID-19 陽性の連絡を受ける。

(2)判明している事実等

・陽性となった患者と接触した職員は全部で11名(医師2、看護師6、放射線技師1、事務2)。
診察の際には、診察室のゾーニングを行い、感染危険区域と安全区域を明確に分けている。
職員が患者の診察や処置を実施する際にはキャップ、フェイスシールド、サージカルマスク又は
N95マスク、ガウン、手袋等の十分な感染防護を実施していた。

・相双保健所の指導を仰ぎながら調査を実施することとなるが、濃厚接触者となるような
職員、患者はいないと認識している。

3.対応状況

・新型コロナウイルス感染患者対応として、感染が疑われる診察室や病室、移動経路等について、
消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウム等を用いて、消毒を実施している。

・4月16日(木)PCR検査の陽性結果を受け、感染症指定医療機関に転送準備中。

4.今後の診療等について

・当院では新型コロナウイルス感染患者の移動経路と病室を一般患者と分けており、
今後の診療に支障がないことから、4月17日(金)以降の外来・入院・救急等の診療は
通常通り行う予定。

お問合せ先

南相馬市立総合病院事務部事務課
0244-26-7541