平成28年11月12日(土曜日)に平成28年度福島県自治体病院学会が開催されました。
本学会は福島県内の自治体病院が一堂に会し、各病院での取り組みや症例の報告・研究成果の発表を行い、各分野の情報交換や見識を深める場として年に一度福島県内にて開催されるものです。

今年は当院が開催病院ということで、南相馬市内の「ウェディングパーク原町フローラ」にて関係者総勢約250名の出席のもと盛大に開催され、当院からも看護部門・臨床検査部門・放射線部門・薬剤部門から各1題ずつ研究発表を行い、日頃の取り組みの成果を報告しました。

また、当院非常勤医師の坪倉正治医師によるランチョンセミナーも催され、「原発事故後の被災地住民の健康」というテーマで、福島第一原子力発電所から約23kmに位置する当院だからこそ見える被災地の現状を、改めて県内医療関係者へ発信する貴重な機会となりました。

学会終了後の懇親会でも、所属病院や職種といった垣根を越えて親睦を深める姿が見受けられ、研究発表から懇親会まで1日を通して、大変有意義な学会になったことと思います。