当院で使用している四種混合ワクチン「テトラビック皮下注シリンジ」(製造会社:阪大微生物研究会)の一部製品において、対象ウイルスの一つであるポリオウイルスの抗原量がわずかながら定められた数値以下になってしまうことが判明し、現在該当ロット製品の回収が行われています。

回収前に該当ロット製品を使用された患者様がおりますが、これまでの本製品の臨床試験の結果において安全性に影響があったとする報告はなく、該当ロット製品と同等の有効成分量をもつワクチンを使用した場合でもポリオウイルス(3型)に対する抗体の獲得が確認されているとのことです。

しかし、このたび製造会社より、有効性に不安を感じワクチン効果確認のための抗体検査を希望される方に対して、血液検査費用を製造会社の負担にて行う旨の連絡がありました。

当院において平成30年5月16日から平成30年11月29日までの間に、下記製品にて四種混合ワクチンを接種された患者様が対象になります。抗体検査を希望される患者様は、四種混合ワクチンの4回接種完了後4週以降に抗体検査を実施することになりますので、ご心配やご不明な点等がございましたらご相談ください。

 

該当製品 四種混合ワクチン「テトラビック皮下注シリンジ」
該当ロット番号 4K23A、4K23B、4K23C、4K24A、4K24B、4K24C

※母子手帳や接種済証などに「DPT-IPV ビケン」との表記とロット番号が記載されたシールを貼付しておりますので、確認ができます。

 

 

問い合わせ
南相馬市立総合病院
経営管理課医事係
0244(26)7543